祇園祭 銘々皿 夏の茶会

祇園祭銘々皿写真 食器

夏のお茶会にということで、京都三大祭の一つ、祇園祭の鉾をモチーフにしました。 鉾の上には、それぞれの鉾頭がついています。

⻑刀鉾  鉾頭に、疫病邪悪を払う大⻑刀を付けていることから⻑刀鉾と呼ばれています。数ある山鉾の中で最も古くに創建され、山鉾巡行では、毎年先頭を行くくじ取らずの鉾です。現在では、御稚児さんと二人の禿が乗る唯一の鉾です。

函谷鉾  毎年全体で五番目を行く、くじ取らずの鉾です。 中国の⻫の孟嘗君が家来に鶏の声をまねさせて函谷関を脱出した故事から名づけられています。
鉾頭の三日月と山形は、山中の闇を表しています。

鶏鉾  中国の史話 堯の時代は天下がよく治り、訴訟用の太鼓(諫鼓)も使われず、苔が生え、鶏が巣を作ったという故事から由来すると言われています。
鉾頭は、三角形の中に円、鶏の卵が諫鼓の中にあることを表しているのではと言われています。

月鉾 鉾頭に三日月を付けているので、この名で呼ばれています。 山鉾の中で最も背が高く最も重い鉾です。

菊水鉾  町内金剛能楽堂にある「菊水井」という井戸に由来しています。 鉾頭には金色の十六菊が付けられています。

放下鉾  くじ取らずで、二十一番目を行きます。 街角で芸をしながら説法をといた放下僧をまつることからこの名が付けられま した。鉾頭は、日・月・星の三光が下界を照らすのを表しています。

それぞれの鉾の由来、鉾頭の意味を思い、特徴をデザインして、6枚セットにしました。