淡交会 50 周年の茶席用の数茶碗の製作を依頼されました。何か考えてくれないかとのことでしたので、いろいろと思いをめぐらせました。そこで、思いついたのが、裏千家の柄がツボツボであること、50 周年という事から、ぐるっと一周回す柄が浮かび、数字の5をわかりやすくするために大きめの5個の金のツボツボをデザインしました。また、京都という事で、京焼の特徴を考え、⻘と緑の古清水の色をデザインに取り入れました。
※ つぼつぼとは
三千家家元の替え紋・つぼつぼ紋 千利休の孫である宗旦が、伏見稲荷の初午(はつうま)の日に売られていた壺型の土器を見て考えついたと言われています。